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ニュートリノ

遅くなりましたが、新年おめでとうございます。
今年もよろしくお願いします^^

昨年はどちらかといえば、物理より数学メインでしたが、
このところ、また、物理熱が盛り返してきています(笑)

昨年、梶田先生がノーベル賞を受賞されたのがきっかけで、
最近、ニュートリノがちょっとしたマイブームです。

以前に読みかけていたニュートリノに関するこの本を
年末年始にかけて読みました。

4062577992宇宙になぜ我々が存在するのか (ブルーバックス)
村山 斉
講談社 2013-01-18

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村山先生の本は、以前にも別の本を読みましたが、
今回はニュートリノとヒッグス粒子に主な視点が置かれていて、
宇宙がどのようにできたかについて推測していきます。

宇宙とニュートリノがどう関係しているの?
と思ってたのですが、意外にも深い関係があるようですね。

宇宙の始まりの時期には、物質と反物質が対生成・対消滅を
繰り返していたわけですが、このままでは原理的に
常に同数の物質と反物質が存在するわけなので、
宇宙が冷えてきた頃には、最終的に全部対消滅でなくなってしまい、
何も残らないはずです。

ところが、現実はそうはなっていなくて、
今我々が宇宙に存在できているということは、
どこかのタイミングで物質の方が反物質よりほんの少しだけ多いという
アンバランスが生じなければなりません。
そのからくりがニュートリノにあるのではないかということらしいです。

ニュートリノはとても風変わりな粒子で、
左巻きのものしか発見されていないのだそうです。
そして、反ニュートリノは必ず右巻きになるそうです。

そのことは質量がないと思われていた根拠の一つとされていたようなのですが、
実際には、梶田先生(当時のトップは戸塚先生)たちが
質量があることを実験で確認したために、話が変わってきたそうです。

質量があると、光速では飛べないので、追い越して見ることが可能です。
左巻きニュートリノを追い越して見ると、右巻きに見えるはずなので、
これまで左巻きのニュートリノしか観測されていないということは、
ひょっとしたら、追い越して見た右巻きのものは実は
反ニュートリノになのではないかという仮説が立てられるそうです。

他の素粒子ではこういうことは起こりえないようなのですが、
ニュートリノに限って、同じものが粒子になったり、
反粒子になったりするということがあるのではないかと。
そうなると、物質と反物質のアンバランスを生むしくみに
なりうるということのようです。

ちゃんとは理解できませんが、面白いですね!

それから、梶田先生たちが実際に観測したのは、
μニュートリノがτニュートリノに変化するニュートリノ振動ですが、
どうしてこれが質量がある証拠になるのだろうかと
以前から思ってました。

厳密には難しい数式が出てくるんでしょうが、
村山先生の説明によると、
ニュートリノの種類(フレーバー)が変化するということは
時間を感じているということになる。
相対論によると、光速で運動している粒子は時間を感じえないから、
光速よりも遅い速度で飛んでいることになる。
ということは、質量があるということになる。

ということでした。
なるほど、これなら理解できます。

もう少しこういった話を深く理解したいなあと思い、
以前から読みたいと思っていた大栗先生の本を買って、読み始めました。

4344982932強い力と弱い力 ヒッグス粒子が宇宙にかけた魔法を解く (幻冬舎新書)
大栗 博司
幻冬舎 2013-01-30

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とても定評がある本です。
大栗先生はごまかしなしで説明するのがとてもお上手だと聞いていたのですが、
実際に初めの方だけ読んでみて、既にかなり引き込まれています。
この先を読むのが楽しみですね!
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ジャンル:[学問・文化・芸術]  テーマ:[自然科学
物理>雑感 | コメント(0) | 2016/01/10 12:25

「宇宙は何でできているのか」(村山 斉)

以前言っていたこの本をようやく読み終えました!

宇宙は何でできているのか (幻冬舎新書)
宇宙は何でできているのか (幻冬舎新書)村山 斉

幻冬舎 2010-09-28
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東大数物連携宇宙研究機構(IPMU)の村山先生による読み物系の本。

数式も出てこないし、そんなに読みにくい本ではないのですが、
こんなに時間がかかったのは、単に読みかけで放置していただけです^^;

素粒子のクォークが出てくるあたり(後半)から
さすがに理解はできなくなりましたが、
標準模型からさらに現在の未解決事項まで、
さらっと概観的な知識を得るのに役立ちました。

なんとか分かりやすくしようと、いろいろなたとえを駆使して下さるので、
非常に取っつきやすい。
まあ、内容が高度なので、それでも雰囲気しか分かりませんけどね(笑)

日頃、あんまりこういう最先端物理の読み物を読まないので、
知らなかったこともたくさんありました。

宇宙が加速膨張していることが分かったのがつい10年ほど前のことで、
暗黒物質や暗黒エネルギーというのも
まだまったくその正体が分かってないんですね。

「弱い力」は、右巻きと左巻きのスピンに対する対称性が崩れているそうです。
左右の対称性がない現象があるとは知りませんでした。
(確かに、他の本でも、「弱い力」は特に直感的には不可解なふるまいをすると書かれていたような・・・)
「CP対称性」という言葉はよく聞きましたが、これに関する話だったんですね。

このあたりも勉強して、理解できるようになりたいものです。

実はもう一冊、義父から村山先生の本を借りているので、
それも読んでみたいと思います。
主に、ニュートリノに関するもののようです。

それから、同じく IPMUの研究員でいらっしゃる大栗先生の本は分かりやすいと
定評があるので、いつか読んでみたいですね。
物理>雑感 | コメント(0) | 2015/01/05 00:16

ナンセンスな設問?

朝日新聞のサイトにこんなニュースが載ってました。

------------------------------------------------------------------------------------

地球の公転、米国の4人に1人知らず 研究者「残念…」

全米科学財団が2012年に約2200人を対象に実施した科学技術に対する意識調査の一環で、
九つの科学知識について尋ねた。「地球の中心部は非常に高温(正)」などでは正答率が8割を超えたが、
「地球が太陽の周りを回っているか、太陽が地球の周りを回っているか」では74%。
さらに「現在の人類は原始的動物種から進化した(正)」では正答率が48%にとどまり、
進化論に対する根強い不信がうかがえる。

 日本で11年に実施された同様の調査では、進化論に対する正答率は76%。だが、
「男か女になるかを決めるのは父親の遺伝子(正)」や「電子は原子より小さい(正)」では
米国人の正答率が20ポイント以上も高く、必ずしも「日本人の方が科学知識に富んでいる」
とは言えないようだ。(ワシントン=行方史郎)

----------------------------- 引用終わり ------------------------------------------------------

しかし・・・

「地球が太陽の周りを回っているか、太陽が地球の周りを回っているか」

って意味あるんでしょうか?

アインシュタインの相対性原理によれば、絶対静止系は存在しないのだから、

「どちらかが静止していて、どちらかが動いている」

という考え方がそもそもナンセンスじゃないのかな。

単に、地球から見たら太陽が回ってるし、太陽から見たら地球が回ってるだけの話じゃないのだろうか?

こんな設問をされたら、「どちらも正しい」か「どちらも正しくない」と答えるしかないような・・・


そして・・・

「電子は原子より小さい(正)」

については、さらに謎!

電子の大きさって、波動関数の広がりでしか定義できないですよね。

「原子=原子核+電子」で、
中心に凝縮された原子核の周りに電子の波動関数が広がってるわけですから、

原子の大きさは、電子の大きさで決まると言っていいはず。

ということなら、

「電子も原子も大きさは同じ」

というのが正しいのではないでしょうか?


不勉強ゆえ、まだ思慮が足りない部分がある可能性はありますが、
どこか考え違いがありましたら、教えていただければありがたいです。
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物理>雑感 | コメント(2) | 2014/02/18 00:38

最短コースの是非

物理を学ぶのにどのような方法がよいでしょうか?

とにかく時間も限られているし、最短コースで効率よくということで、
本質が書かれているすぐれた演繹書でエッセンスをまず叩きこむというのが
効率的に見えるけど、感動がないんですよね。

理想を言えば、泥臭い帰納書で、
時間と手間暇かけて理解して、
その後、本質をついたエレガントな演繹書で
同じ式をいとも簡単に導き出して、
目からうろこの状態を味わいたいというのが本音です。

いわば、推理小説で、いかにも怪しいと思ってた人物が
実は、いつも、自分を陰から守ってくれていた・・・とか、
ここの壁が濡れていたのは、実はこういう意味があったのか・・・とか
なるほど、そういうことだったのか!
的な感動を味わいたいわけですね(笑)

おそらく、初めからランダウ・リフシッツのような教科書を読んでしまうと、
何の感動もないまま終わってしまいそうな気がして・・・

とはいえ、時間がないので、そうも言ってられないのが実情。
やはり、なるべく本質をついた良書を選択して、
効率よく学んでいこうと思います^^;

受験勉強で問題は解かずに、解答をひたすら頭に叩き込んだ方が効率的か
という議論に通ずるものがありますね(笑)
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物理>雑感 | コメント(0) | 2013/08/22 00:46

∫ 読み物系の物理書にハマる

一般の人向けに数式を使わずに書かれた読み物系の物理書は
たくさん出版されていますが、
結局は理解できないまま終わるのが嫌で、
最近は読むことが少なかったんです。
(もちろん、子供の時は、そもそも数式が分からないので、よく読みましたよ)

とはいえ、現状のレベルできちんと理解できる範囲はかなり狭いし、
せっかく物理を勉強しているのに、最先端の物理の状況をまったく知らないのは
それはそれで問題と思い、最近、また読んでみようと思うようになりました。

まずは、たまたま義父から借りたこの一冊を読みはじめました。

宇宙は何でできているのか (幻冬舎新書)
宇宙は何でできているのか (幻冬舎新書)村山 斉

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東大数物連携宇宙機構の村山先生の一冊。
大栗先生とともに有名な方ですよね!
わりと新しい本なので、最先端の事情を知るのにもいいかなと。

まだ途中なのですが、初めの方の記述がほんとに分かりやすくて、
理系以外の初心者にも分かるように、
できるだけ理系的な用語を用いないように配慮がなされています。

これで知ったのですが、
「暗黒物質」や「暗黒エネルギー」の存在が確認されたのは、
ほんとについ最近(2000年頃?)のことだったんですね!
もっと昔からモデルに入っていたのとばかり思ってました。
物理の世界では、日々、モデルが進化していっていて、
未知の部分だらけだということが分かります。

素粒子が出そろったあたりまで読んだのですが、
さすがに頭が疲れてきたので、
ちょっと中断して、別の本に浮気(笑)

時空図で理解する相対性理論―図解雑学 (図解雑学-絵と文章でわかりやすい!-)
時空図で理解する相対性理論―図解雑学 (図解雑学-絵と文章でわかりやすい!-)和田 純夫

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この「図解雑学シリーズ」は以前に、経済学についての本を読んだのですが、
分かりやすいだけでなく、きちんと内容を理解できるように書かれていて、
とても気に入っていました。

で、この「相対性理論」、一気に完読しましたが、
いや、ほんとに素晴らしい本でした!

子供の頃にたくさん読んだ相対論関連の読み物はすべて、
不可思議な現象が起きるんだよ!ということはことさらに強調するものの、
なぜそうなるかは説明してくれないというものが多かったのですが、
この本は、時空図と中学レベルの数学だけを使って、
きちんと読めば、ちゃんと数式が追えて、
なぜそうなるかも一応、納得できるんですよ!

(本質まで理解できるかどうかは別として・・・)

ここまで簡単に説明できるものなんだなあ・・・と感動でした。
おそらく、相対論って、常識からかけ離れている世界だから難解と言われているけど、
本質的には、非常に簡単なことを言ってるんでしょうね。
将来、JTBやHISで「浦島理論型タイムトラベル」とかがパッケージツアーに
組み込まれるようになったら、あるいは中学校ぐらいで教わるようになるかもしれません(笑)

とにかく、この本、理系以外の方でも相対論に興味のある方にはおすすめですよ!

注:図解雑学シリーズから「相対性理論」だけで著者の異なるものが3冊も刊行されているようです。
お間違えのないようにお願いします。他の著者のものは読んでいないので、内容は分かりません。


そして、もう一冊。

図解雑学 時間論 (図解雑学シリーズ)
図解雑学 時間論 (図解雑学シリーズ)二間瀬 敏史

ナツメ社 2001-07
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こちらは、これから読み始めるところですが、
目次見てると、すごく面白そうです!
また、読み終わったら、ご報告しますね。
物理>雑感 | コメント(2) | 2013/03/19 13:05

∫ 1万時間の法則と1万枚の法則

よく、「1万時間の法則」って、聞きますよね!

何か物事に習熟して、一流になるまでには、1万時間の訓練が必要!
とかいうお話です。

例えばピアノで、1万時間の練習が必要なのかどうか、
僕には想像もできませんが、
確かに、それなりの練習時間は必要だなあとは感じますし、
上手な人はちゃんと練習しているに違いないとも思います。

それと同様に、物理を勉強していると、
「計算用紙1万枚の法則」というものが
存在するのではないかと思うのです。

ごくまれに、計算用紙でゴリゴリ計算などしなくても、
式変形が頭の中ですらすら追える類まれなる天才がいることは否定しません。
でも、僕のような凡人は、計算用紙の上でひたすらゴリゴリ計算しないと、
式変形なんて、理解できないんですよ。

もちろん、教科書の変形を信じて、
ちゃんと計算したら、たぶんそうなるんだろうな・・・
と思って、先にどんどん進んでいくやり方もあるかと思います。

ただ、必死に計算して、式変形を理解しながら進むことによって、
理解度が何倍、何百倍も違ってくるという気はしています。


・・・いや、そう信じたいだけかもしれないけど(汗)、
これまでの勉強の中でも、多少、実感はしています。

実際に手を動かして計算過程を追うことによって、
式の意味を理解できるという意義が大きいですが、
計算能力の向上にも寄与してくれるので、
次のステップに進んだ時に、
さらに難しい計算にもついていけるという要素もあると思います。

とりあえず、これまで計算に費やした紙は、A4ファイル10冊分ぐらいなので、
1千枚ぐらいには達したと思っています。
まだまだですね(笑)

「努力は無駄にならない」ってことを信じたいですね!
ただ、それが言いたかっただけ(笑)
物理>雑感 | コメント(0) | 2013/03/07 19:56

∫ 2013年の物理

引き続いて、今年の物理について。

昨年、前半は結構頑張ってたんですけどね。
後半はちょっとたるんで、スローペースになってしまいました^^;

このペースだと、
死ぬまでに、素粒子論と宇宙論について、ある程度の理解に到達したい!
(あくまでも、ある程度ですよ・・・)
という遠大なる野望には、到底届きそうにありません(汗)
今年は、もう少し、ペースを加速したいですね。

今年も、基本的には、

非相対論的量子力学  J.J.サクライ「現代の量子力学」(Modern)
場の量子論      J.J.サクライ「上級量子力学」(Advanced)
相対性理論      内山龍雄「相対性理論」


の3冊を並行して、勉強していこうと思っています。
特に、場の量子論を出来るだけ読み進めたいなあ。

仕事では、光を扱っているので、
「光子」(photon)の概念をしっかりと理解したいのです。
そのためには、今年こそは、電磁場の量子化をしっかりと理解したいところ。

それから、相対論に関しては、一度、アインシュタインの原論文で
アインシュタインのたどった思考過程を勉強してみたいと思っています。
薄い本で、半分以上が内山先生の注釈及び解説なので、読みやすそう。

相対性理論 (岩波文庫)
相対性理論 (岩波文庫)A. アインシュタイン 内山 龍雄

岩波書店 1988-11-16
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そして、最近、理論物理に詳しい知人と話していて、
「統計力学なんかどうですか?」と勧められました。

統計力学のどのあたりが面白いのかよく分かってなかったのですが、
こんな名著があるそうなんです!

統計力学〈1〉 (新物理学シリーズ)
統計力学〈1〉 (新物理学シリーズ)田崎 晴明

培風館 2008-12
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調べてみたら、いつも読ませていただいている数々の物理ブログで絶賛されていて、
目からうろこの連続となるような、かなり衝撃的な名著のようです。
アマゾンのレビューが8件あって、オール5というのもすごいですよね!

今はちょっと余裕ありませんが、いつか読んでみたいです。

というわけで、興味は尽きませんが、マイペースで頑張りたいと思います^^;
物理>雑感 | コメント(0) | 2013/01/14 01:34

∫ 物理の進捗状況

最近の物理のお勉強の進捗状況なのですが・・・
あんまり、進んでません!(笑)
ただ、細々とは、続けてますよ。。。

量子力学は、サクライを読み進めております。
記事では、まだ初めの概念の基礎みたいなところを書いてますが、
実際はもう少し読み進めています。

初めの方は、紙と鉛筆できっちり計算しながら読んでましたが、
あまりにも面白いので、先が気になって、さらっと流し読みしています。
およそ、3分の1(全450頁の150頁ぐらい)が読めたところかな。
(また、いずれきちんと紙と鉛筆で計算して、しっかり理解します)

第1章では、ブラケットで数学的に定式化して、
並進演算子から運動量の演算子を導きだして、
運動量と位置の不確定性を自然な形で導き出すところ、目からうろこでしたね!

第2章では、状態の時間発展を考えて、シュレディンガー方程式を
天下りでなく、自然な形で導出するところが圧巻!

シュレディンガー描像とハイゼンベルク描像については、
今まで何度も説明を読んできましたが、
今回初めて、意味するところが理解できました。
さすが、サクライ先生は、説明が天才的にうまいですね!

WKB近似のところは、あまりよくわかりませんでしたが、
きっと、古典力学の素養が足りないからでしょう。。。
世界の標準的教科書であるゴールドスタインの「古典力学」を
ついに購入したので、これで古典力学の知識を充実させたいところ。
でも、すごく分厚い本なので、なんとかつまみ食いで要点を理解したいのですが・・・汗

Classical Mechanics
Classical MechanicsHerbert Goldstein Charles P. Poole John L. Safko

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(注:原書を買いましたが、日本語版も出版されています)

さらに、ファインマンの経路積分の考え方に進みます。
概略は知っていましたが、おもしろいですね。
ランダウ-リフシッツの教科書では、逆に、経路積分の考え方から、
波動光学と幾何光学の関係とのアナロジーで、シュレディンガー方程式を導いていて、
これを読んだ時も、かなり目から鱗だったのですが、
双方向の説明を見ることで、より理解できそうです。

ゲージのところは、以前からずっと理解したいと思っていたところで
AB効果とか、非常に興味深いのですが、
第3章の角運動量がさらに興味深いため、とりあえずは飛ばして、
角運動量に進みました。

角運動量は、以前にも記事に書きましたが、
いろいろな教科書で何度も挑戦しては、煙に巻かれて、挫折しているので、
今度こそ、サクライ先生の明快な説明に期待したいと思っています!


相対論の方は、全く進んでいません。
マックスウェル方程式を相対論的な4元形式に書き換えるところまで読んで、
すばらしいなあ・・・と感心したところまで。

この後、力学をやって、一般相対論へという流れですね。
どうも、テンソルの理解がまだ曖昧で、共変と反変の関係の理解が不十分です。

一度、数学の本で、テンソルの基礎をきっちりと学ぶ必要がありそうです。
でないと、一般相対論へ進むのは、無謀としか言いようがないでしょうしね。。。
一応、Doverから出ている分かりやすそうなテンソルの教科書をゲットしているので、
いつか余裕ができたら、読んでみようと思います。


実はそれ以外に、仕事の関係で、光物性を勉強中です。
本来は、物性は量子力学の応用になるので、
量子力学の基礎がないと、ちゃんとは理解できないのですが、
実際、そうも言ってはおられません(汗)

仕事関連なので、研究費で、何冊か教科書を買いましたが、
そのうち全般的に分かりやすくて読みやすそうなこの教科書で勉強中!

光物性物理学 新装版
光物性物理学 新装版櫛田孝司

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そうすると、電磁気学で分かってない部分が露呈してきたり・・・と、
いろいろ大変なのですが、ブログネタにも使わせてもらおうと思っています(笑)


それから、場の量子論の教科書を2冊、購入しました!
素粒子物理を学んだことのある知り合いから教えていただいたお勧めの2冊。

An Introduction To Quantum Field Theory (Frontiers in Physics)
An Introduction To Quantum Field Theory (Frontiers in Physics)Michael E. Peskin Daniel V. Schroeder

Westview Press 1995-08
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Advanced Quantum Mechanics
Advanced Quantum MechanicsJ. J. Sakurai

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(注:原書を買いましたが、日本語版も出版されています)

これらの教科書が読めるようになるのは、いつの日になることやら、分かりませんが、
とりあえず、読めるようになる日を楽しみに、地道に頑張ります!
物理>雑感 | コメント(2) | 2012/06/22 00:30

∫ 高校物理のバイブル

今日は、僕が高校の時に出会って、すごく感銘を受けた
高校物理のバイブルとも言うべき不朽の名著をご紹介します。

駿台予備校講師、山本義隆先生の「物理入門」!

今はだいぶ版が変わって、「新・物理入門」になっているようです。
書店でなかなか見つけられないので、中身が当時と変わってないか確認できません。
おそらくそんなに大きくは変わってないことと思いますが。
現在、アマゾンでは中古しか買えないようですが、駿台文庫から買えるようです。

新・物理入門 (駿台受験シリーズ)
新・物理入門 (駿台受験シリーズ)山本 義隆

駿台文庫 2004-05
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受験テクニックに偏重した解き方重視の参考書と違って、
物理の本質的な骨格の部分に重きを置いて書かれているのが特長。

その意味では、物理に興味のない人にとっては、
無駄にハイレベルと感じてしまうかもしれませんが、
大学で物理を志そうと思っている高校生にとっては、
これを読んでいるか読んでいないかで
大学初年度の授業の理解度が大きく変わってくることでしょう。

大きな違いは、基本的に微分積分を容赦なく使っていること。
高校物理の教科書では、微分積分をいっさい使わずに説明していますが、
これは通常、微分積分が高校3年の数学で習うのに対し、
物理を前倒しで教えるためには、そうせざるをえないという事情があります。

しかし、敢えて言うならば、
微分積分を使わずして、物理を理解するというのが、そもそも無理な話。
(科学読み物的な理解なら、別ですが・・・)
その結果、ごまかしを入れて強引に誘導するか、
論理の順序を意図的に反転させて、微分積分を回避するか、
天下り的に式を羅列するという状態になってしまっています。

そもそも、物理に興味を持つ人種というのは、
厳格な論理性を好む人(つまり、理屈っぽい人・・・笑)なわけで、
ごまかしで説明されたのでは、興味を持とうにも持てなくなってしまいます。

この本は、あえてそのタブーを犯して(タブーかどうかは知りませんが・・・)
微分積分をバリバリ使うことによって、
本来の物理学の論理性を保ったまま、書かれているので、
多少ハードルは高いですが、
本当の意味で物理を理解したい人にとって、
これほどよい参考書はありません!


もちろん、微分積分のことだけでなく、
山本義隆先生の才によるところも大きいです。
大学の教科書は、当然、微分積分など数学を駆使して書かれていますが、
この本の驚くべきことは、高校の範囲の数学のみで記述されていること。
高校数学をきっちりマスターしていれば、必ず、読めます!

僕が高校時代にこの本に出会えたのは、ほんとに幸運だったと思います。
この本と出会ったきっかけは、
熱力学で断熱変化を記述するポアソンの法則の導出が知りたかったこと。
PVγ = Const. という式ですが、
この式は、どんなにごまかしても、微分積分を使わずに導出するのは困難。
そこで、教科書では、苦肉の策で、「くわしい理論によると・・・」と書かれていたのです。
これで一気にモティベーションがダウン(笑)

せっかく、ここまで辛うじて一歩一歩理解しながら、
自力登頂を目指していたのに、
途中でエレベータに乗らざるを得なくなった気分といえば分かるでしょうか(笑)

そこで、この導出が載っている参考書はないかと探し回って、
唯一、見つけたのがこの本だったわけです。
しかも、導出は、わずかの3行です!(笑)
その時、微分積分の威力と必要性というものを思い知りました。
(たった3行の数式を「くわしい理論」と書かざるを得ない事情っていったい・・・)

そして、この本を即購入!
まだ、高2で微分積分は全く習ってませんでしたが、
この本が読みたい一心で短期集中で微分積分を独学で習得したのち、
この本を読みふけりました。

今、読んでもほんとにすばらしい内容です。
大学で物理を学びたい高校生はもちろん、
物理を始めたい社会人の方にもおすすめの書です!


こんな名著を書かれた山本義隆先生の授業、一度、受けてみたかったなあ。
物理>雑感 | コメント(0) | 2011/04/17 11:22

∫ 物理・数学

年始の目標にも書いたとおり、
昨年あたりから、また、物理・数学を勉強しなおしています!

仕事にも大いに必要なはずなのですが、その割には、
大学時代、あんまりちゃんとやらなかったせいか、
恥ずかしながら、いまだに、たいして理解できてないんです(汗)
やっぱり、物理系研究者としては、ある程度は理解したいなと思いまして・・・

震災以来、あまり、ピアノを練習する気がしなくなっていて、
(今週末あたりから細々と練習再開しようとは思っているのですが・・・)
余った時間を勉強に当てているので、最近、かなり進んでいます。

さらに、職場も復旧状況と電力不足の事情から、
まだ、しばらくは実験するというような状態ではないので、
(これから、実験できる日が来るのかどうかも分かりませんが・・・)
職場でも、勉強が進みます。

というわけで、これからは、
物理・数学関連の記事も書いていこうかなと思っています。
今までも、数式の記事、たくさんあったでしょ!と言われそうですが、
これからは、もう少しまじめな記事も。。。
物理>雑感 | コメント(0) | 2011/03/24 23:19
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