スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告 | --/--/-- --:--

ニュートリノ

遅くなりましたが、新年おめでとうございます。
今年もよろしくお願いします^^

昨年はどちらかといえば、物理より数学メインでしたが、
このところ、また、物理熱が盛り返してきています(笑)

昨年、梶田先生がノーベル賞を受賞されたのがきっかけで、
最近、ニュートリノがちょっとしたマイブームです。

以前に読みかけていたニュートリノに関するこの本を
年末年始にかけて読みました。

4062577992宇宙になぜ我々が存在するのか (ブルーバックス)
村山 斉
講談社 2013-01-18

by G-Tools


村山先生の本は、以前にも別の本を読みましたが、
今回はニュートリノとヒッグス粒子に主な視点が置かれていて、
宇宙がどのようにできたかについて推測していきます。

宇宙とニュートリノがどう関係しているの?
と思ってたのですが、意外にも深い関係があるようですね。

宇宙の始まりの時期には、物質と反物質が対生成・対消滅を
繰り返していたわけですが、このままでは原理的に
常に同数の物質と反物質が存在するわけなので、
宇宙が冷えてきた頃には、最終的に全部対消滅でなくなってしまい、
何も残らないはずです。

ところが、現実はそうはなっていなくて、
今我々が宇宙に存在できているということは、
どこかのタイミングで物質の方が反物質よりほんの少しだけ多いという
アンバランスが生じなければなりません。
そのからくりがニュートリノにあるのではないかということらしいです。

ニュートリノはとても風変わりな粒子で、
左巻きのものしか発見されていないのだそうです。
そして、反ニュートリノは必ず右巻きになるそうです。

そのことは質量がないと思われていた根拠の一つとされていたようなのですが、
実際には、梶田先生(当時のトップは戸塚先生)たちが
質量があることを実験で確認したために、話が変わってきたそうです。

質量があると、光速では飛べないので、追い越して見ることが可能です。
左巻きニュートリノを追い越して見ると、右巻きに見えるはずなので、
これまで左巻きのニュートリノしか観測されていないということは、
ひょっとしたら、追い越して見た右巻きのものは実は
反ニュートリノになのではないかという仮説が立てられるそうです。

他の素粒子ではこういうことは起こりえないようなのですが、
ニュートリノに限って、同じものが粒子になったり、
反粒子になったりするということがあるのではないかと。
そうなると、物質と反物質のアンバランスを生むしくみに
なりうるということのようです。

ちゃんとは理解できませんが、面白いですね!

それから、梶田先生たちが実際に観測したのは、
μニュートリノがτニュートリノに変化するニュートリノ振動ですが、
どうしてこれが質量がある証拠になるのだろうかと
以前から思ってました。

厳密には難しい数式が出てくるんでしょうが、
村山先生の説明によると、
ニュートリノの種類(フレーバー)が変化するということは
時間を感じているということになる。
相対論によると、光速で運動している粒子は時間を感じえないから、
光速よりも遅い速度で飛んでいることになる。
ということは、質量があるということになる。

ということでした。
なるほど、これなら理解できます。

もう少しこういった話を深く理解したいなあと思い、
以前から読みたいと思っていた大栗先生の本を買って、読み始めました。

4344982932強い力と弱い力 ヒッグス粒子が宇宙にかけた魔法を解く (幻冬舎新書)
大栗 博司
幻冬舎 2013-01-30

by G-Tools


とても定評がある本です。
大栗先生はごまかしなしで説明するのがとてもお上手だと聞いていたのですが、
実際に初めの方だけ読んでみて、既にかなり引き込まれています。
この先を読むのが楽しみですね!
スポンサーサイト
ジャンル:[学問・文化・芸術]  テーマ:[自然科学
物理>雑感 | コメント(0) | 2016/01/10 12:25
コメント

管理者のみに表示

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。